再来、村越化石

角川『俳句』6月号に、『生きねばや 評伝 村越化石』(荒波 力著 工作舎)の書評を寄稿しました。

  生きねばや鳥とて雪を払ひ立つ    化石

わたしが俳句を始めた1980年ごろ、村越化石は俳壇のスターでした。

ハンセン病の治療薬で失明となっても、秀句を詠み続けた村越化石の人生を辿りながら、作品と心情や信念に迫る高著です。

俳人 村越化石の生誕百年。わたしは村越化石の再来を歓びます。

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