『暮らしの歳時記365日』

毎日新聞出版より俳句αあるふぁ編集部編の『暮らしの歳時記365日』が刊行されました。

暮らしの中で息づく季語を詠んだ俳句と、その瑞々しい鑑賞文と、その季語のうつくしい写真が、日本のゆたかさを伝えてくれる一書です。

そう、海外の方もよろこばれるかも。

日本の文化を海外にアピールできる高著だと思います。

私の一句もご掲載いただき、ありがとうございます。

 まつすぐに汐風とほる茅の輪かな  里美

この句は、鎌倉の鶴岡八幡宮の茅の輪を詠みました。

思い出深い茅の輪です。

あるときは、妊婦で、幼子の手をひいていたり。

あるときは、知人の病いを心配に思ったり。

その病いの方に、鶴岡八幡宮の茅の輪のかたちのお守りを買ったことがありました。

でも、その方の信仰を知らず、差し上げなかったのですが、

その方は、後に、なんと鶴岡八幡宮の墓地に入られたのでした。

颯爽としたすてきな俳人でした。

雪の名句をたくさん残されました。

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