高見順賞授賞式

つい最近、『高見順日記』を図書館で借りて読んでいました。

すると、 第47回高見順賞を友人の詩人、齋藤恵美子さんの
『空閑風景』が受賞されました。
その贈呈式とお祝い会に出席しました。
齋藤さんは、『最後の椅子』で駿河梅花文学大賞を
受賞され、
十数年前に沼津の大中寺で出会いました。
老人ホームで働かれた経験をもとにされた壮絶な詩集でした。
その後、『ラジオと背中』は戦争をテーマに書かれ、芸術選奨新人賞、地球賞を受賞されています。
齋藤さんの主題を深く掘り下げられる詩集に感動し、いつも圧倒され、私は彼女を尊敬しています。
今回の『空閑風景』も圧巻でした。
詩人の方々の中でも難解と評される一方、
選考委員の野村喜和夫氏や開会の挨拶をされた吉増剛造氏は絶賛されていました。
斎藤さんの受賞のお言葉や杉本真維子氏のご祝辞に
『空閑風景』の解釈があり、
私自身の本書の衝撃の中身も明らかになりました。齋藤さんの受賞スピーチは詩人の気迫がありました。

詩人の小池昌代さんから花束贈呈です。

               齋藤さんと写真を。

詩誌『ラ・メール』で20代に知り合った、小池昌代さん、岬多可子さん、
中本道代さん、そしてお世話になった高橋順子先生とお話しもでき、感慨深いひとときでした。 

 
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