黒田杏子先生の一周忌に、『花巡る 黒田杏子の世界』が藤原書店より発刊されました。
交遊のあった文化人・俳人・「藍生」会員など140名の寄稿文集です。
原稿締め切りまで二週間という短期間でしたが、私は書きたかった「黒田杏子の俳句巡礼―先生に捧げる小論(抄)」を寄稿しました。書き始めると、4000字を超えてしまいました。先生にお読みいただきたかった小論です。
★
★
★
Satomi Natori official site
黒田杏子先生の一周忌に、『花巡る 黒田杏子の世界』が藤原書店より発刊されました。
交遊のあった文化人・俳人・「藍生」会員など140名の寄稿文集です。
原稿締め切りまで二週間という短期間でしたが、私は書きたかった「黒田杏子の俳句巡礼―先生に捧げる小論(抄)」を寄稿しました。書き始めると、4000字を超えてしまいました。先生にお読みいただきたかった小論です。
★
★
★
「俳句四季」3月号に、続・続令和の新創刊として、小誌「あかり」をご紹介してくださった。
4月に「あかり」刊行記念会を北鎌倉で開催する。
20数年のおつきあいではじめてお会いする会員様、富山から駆けつけてくださる会員様もおられ、今からどきどきしている。
食事と句会と吟行を楽しむ一日となる。
★
★
★
あかり俳句会は、毎月のご投句を、月刊文芸誌『かまくら春秋』の「かまくら春秋あかり俳壇」へお願いしております。わたし、名取里美が選者をつとめます。
「かまくら春秋あかり俳壇」には、あかり俳句会の会員様以外ももちろんご投稿できます。
文芸誌の中の俳壇をめざします。
『かまくら春秋』一月号には、あかり俳壇の招待席に、前田万葉カトリック教会枢機卿の一句も掲載させていただきました。
ふるって、ご投稿くださいませ。
投稿規定 自作未発表の作品をおひとり様ハガキ一枚2句まで。
宛先 〒248-0032 鎌倉市津554-5「かまくら春秋あかり俳壇」
★
★
2023年12月25日、「あかり」を創刊いたしました。
「あかり俳句会」にご参集いただいた会員の皆様に、心より御礼を申し上げます。
「花あかり集」として、会員の皆様の自選句十句と、エッセイをおひとり様一ページに掲載いたしました。既発表句も可としました。秀吟は再びでも愛でて大切にしたいからです。わたしは、「秀吟のあかり」として、皆様の作品よりそれぞれ一句の鑑賞文を書かせていただきました。
会員様の三句集刊行の御祝特集を組みました。藤岡値衣様『冬の光』、岩上明美様『春北斗』、浅井敏子様『秦野』です。三人は黒田杏子門下で、素晴らしい作品集です。ご好評をお慶び申し上げます。
★
年明けに、このサイトへ拙稿を上げようと思っていましたが、思いがけない能登の震災で、その思いが萎えました。
被災された方がたに、心よりお見舞いを申し上げます。
★
おかげさまで、小誌には御祝のお手紙をたくさんいただきました。お一人お一人に心より御礼を申し上げます。これからも、皆様からのご指導を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
表紙の題字は、書家の風間敞子氏です。阿部翠竹、石川九楊に師事され、建長寺筆耕を長く勤められました。鎌倉ペンクラブ幹事。宮城道雄記念館理事。日中蘭協会理事。「尚風会」主宰。
表紙の作品は、、髙田正彦氏の型染です。芹沢銈介の内弟子として師事されました。「型染め工房たかだ」を湯河原に開設され、今はご子息の髙田長太氏が継承されています。
表紙デザインはわたし。印刷レイアウトは息子に依頼しました。
★
「あかり」創刊に寄せて、
俳人・宮坂静生先生、俳人・片山由美子先生より俳句とエッセイを、エッセイスト・伊藤玄二郎先生よりエッセイを、作家・俳人の眞鍋呉夫先生の書を賜り、掲載させていただきました。
ウクライナの俳人、Ms. Vladyslava Simonova から新作の俳句とエッセイをいただきました。
創刊号をウクライナへ送ったのですが、まだ届いていないようです。「ウクライナへの物資の輸送の隙間に郵便物を入れるので、遅くなります」との郵便局の方の話でした。戦争のゆくえもあり、心配です。
★
★
★
「詩とファンタジー」(かまくら春秋社)は、詩歌や文章とカラーの絵を配した美しい絵本のような冊子です。
星槎学園に学ぶ中・高校生の文芸コンクール「星槎文芸大賞」の俳句部門の評者を最近つとめています。
今年の優秀賞は
飛んでいくむぎわら帽と恋心 鈴木果凛
果凛さん、おめでとうございます!
★
★
★
「俳句四季」の「最近の名句集を探る」の座談会に、参加させていただきました。
メンバーが推薦した句集を、計6冊読み込んで、評する会でした。
筑紫磐井さんの司会で、大西朋さん、赤野四羽さんと評しあいました。
ちょうど、年末の角川全国俳句大会の選句と小誌「あかり」の編集作業が重なって、座談会の準備が大変でした。
座談会では、評者のご意見を伺いながら、自分の評を述べる楽しさを味わいました。
★
★
★
俳人協会の神奈川県支部が誕生し、第一回の吟行会が横浜で行われました。令和5年11月29日でした。
私は選者として、檀上で選評をしているところです。
年明けに、同じ馬車道の関内ホールで小山実稚恵さんのピアノコンサートを聴いたのですが、同じホールの壇上に居たのかと、二階の観客席から見下ろして、すこし驚きました。
★
★
★
「藍生」で長年ご一緒に吟行句会をしてきた浅井敏子様が、第二句集『秦野』を上梓されました。浅井様のお気に入りのふらんす堂のお世話になり、素敵な御句集になりました。
浅井様は、黒田杏子先生と同世代の元園長さんです。
寒玉子ふれあひながら光りつつ 敏子
黒田先生の急逝ののち、私が立ち上げた「あかり俳句会」にご入会くださり、私ははじめての序文「秦野の浅井敏子さま」を寄稿しました。
この句集のご上梓は、黒田杏子先生の添削の励ましのお手紙により、浅井様が発奮されて誕生しました。天上の杏子先生も喜んでいてくださるといいなあ。
☆
☆
☆
名取里美は、あかり俳句会のサイトを作りました。
あかり俳句会のご案内をまとめましたので、ご覧いただければ幸いです。
あたらしいカタチの俳句会です。
今後の日程等につきましては、ご記入されたご連絡先にお伝えいたします。
俳句が人生のあかりになるように、俳句の道をあかるく、真摯に、みなさまとご一緒できますよう願っております。
★
★
黒田杏子先生の急逝に悲しむ日々、これからの行く末を案じました。
傷心のわたしに、新しい会を立ち上げることを、諸先達が勧めてくださいました。
黒田杏子先生が、月刊『かまくら春秋』(かまくら春秋社)の新しい俳壇の選者に、名取をご推薦くださっていました。社主の条件は、選者が結社の主宰であることでした。
名取里美 は微力ながら、山口青邨先生と黒田杏子先生という偉大な俳人と初心に出会え、四十年間も句座を共にし、ご指導を受けた身として、おふたりの俳句精神を受け継いでゆかなければならないと覚悟いたしました。
眞鍋呉夫先生からは、「生粋の詩人の系譜を君に承け渡したからね」とお言葉をたまわりました。
「あかり俳句会」の「あかり」は、日光、月光、水の光、花の光、あなたの光を思い、名付けました。
これからも俳句の同志として、みなさまとご一緒に俳句を研鑽してゆけたらと願っています。
「あかり俳句会」のホームページは、ただいま制作中です。後ほど、こちらの「名取里美の俳句の魔法」のサイトで、ご案内申し上げます。
引きつづき、何卒よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、みなさまのますますのご健筆をお祈り申し上げます。
名取里美
★
★
★