

「詩とファンタジー」(かまくら春秋社)No.48 は、詩人の三木 卓さんの追悼号です。
三木さんのあたたかな詩のこころがじんと伝わってくる特集号です。
この号に、「星槎文芸大賞」が発表されています。「星槎文芸大賞」は、星槎学園に学ぶ中学・高校の生徒さんの創作活動を応援する賞です。
わたしは、俳句の受賞作品を短評させていただきました。素直で新鮮な俳句作品でした!
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Satomi Natori official site
「詩とファンタジー」(かまくら春秋社)No.48 は、詩人の三木 卓さんの追悼号です。
三木さんのあたたかな詩のこころがじんと伝わってくる特集号です。
この号に、「星槎文芸大賞」が発表されています。「星槎文芸大賞」は、星槎学園に学ぶ中学・高校の生徒さんの創作活動を応援する賞です。
わたしは、俳句の受賞作品を短評させていただきました。素直で新鮮な俳句作品でした!
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「詩とファンタジー」(かまくら春秋社)は、詩歌や文章とカラーの絵を配した美しい絵本のような冊子です。
星槎学園に学ぶ中・高校生の文芸コンクール「星槎文芸大賞」の俳句部門の評者を最近つとめています。
今年の優秀賞は
飛んでいくむぎわら帽と恋心 鈴木果凛
果凛さん、おめでとうございます!
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大中寺は沼津にある古刹。4000坪のお庭は数百株の梅の園です。
大正天皇をはじめ皇室の宮さまがたも遊ばされるそうです。
私と大中寺のご縁は、2002年に、大中寺が主催する「第4回駿河梅花文学賞」を、
思いがけなく私の第二句集『あかり』が受賞したことにはじまりました。
この「駿河梅花文学賞」は、大中寺の住職下山光悦氏と
眞鍋呉夫氏、那珂太郎氏、加島祥造氏、三好豊一郎氏、みなさまの企画と伺っています。
その年に出版された詩・短歌・俳句の刊行物から選者合議推薦により
梅花文学大賞として「駿河梅花文学賞」 の一冊が選ばれます。
さらに英語HAIKU、短詩型文学の子供部門もあり、
公募による「梅花文学賞」の審査も行われ、
授賞式には、大勢の受賞者が大中寺に参集。
子供も大人も受賞者がその受賞作品を朗読披露しました。
格調高い大中寺の本堂の中で、
選者も参加者も各人の詩の世界に浸り、ほのぼのと堪能しました。
白い着物が緊張した私。
選考委員の種村季弘先生、春日井建先生、
眞鍋呉夫先生、那珂太郎先生、笠原淳先生、加島祥造先生はつぎつぎと天上に旅立たれてしまいました。
今もご活躍の高橋順子先生。
師の黒田杏子先生も駆けつけてくださいました。
先生方に託された思いを忘れずに精進してゆかなければならないと、
梅の花に思いをあらたにします。
手袋をはづして拾ふ梅の花 里美
(『あかり』)
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現代俳句大賞を黒田杏子先生がご受賞!長年にわたり平明で生活者の視点を重視した創作をつづけ、俳壇の枠を超えた活動が評価されたそうです。38年あまり、句会でご指導をいただいた弟子として誇らしくうれしいかぎりです!
近所の桜がもう満開です。玉縄桜です。
日本列島にまもなく咲きあふれる桜。桜の生命力にあやかりたい昨今。コロナウイルスの治療法が一日でもは早く、確立するといいですね。どうぞみなさま、お大切になさってくださいませ。
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ご無沙汰いたしました。
みなさま、お元気でいらっしゃいますか。
当方はつつがなく過ごしておりました。
朝日カルチャーセンター湘南の私の俳句講座にご参加してくださっている、水野秋夫氏が、平成28年度の鎌倉俳句&ハイクの年間大賞の最優秀賞をご受賞されました。
波音に春を乗せくる由比ヶ浜 水野秋夫
詩情たっぷりの素敵な作品です。
写真は鎌倉文学館の庭で行われた受賞式の記念撮影です。
鎌倉俳句&ハイクは、鎌倉の観光スポットに置かれている俳句ポストに投稿された俳句作品の中から選出されます。
選者は、星野椿先生と星野高士先生です。
年間9700句ほどの投稿の中から、一等賞ですから、水野さま、おめでとうございます!
ご選評で、星野椿先生は、「由比ヶ浜というと、私どもの暮らしていたところですから思いの強い地名です。
虚子の〈浪音の由比ヶ浜より初電車〉句がありますが、〈春を乗せくる〉という詩心は素晴らしいと思いました」
と褒めてくださいました。
水野氏は、日々、俳句に勤しんでおられるようです。私の俳句講座でも、毎回、名句をご披露されます。
私のつたない講評を聴くのが、至福のときです、とおっしゃってくださいます。
水野さまのますますのご健吟をお祈り申し上げます。
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つい最近、『高見順日記』を図書館で借りて読んでいました。
すると、 第47回高見順賞を友人の詩人、齋藤恵美子さんの
『空閑風景』が受賞されました。
その贈呈式とお祝い会に出席しました。
齋藤さんは、『最後の椅子』で駿河梅花文学大賞を
受賞され、
十数年前に沼津の大中寺で出会いました。
老人ホームで働かれた経験をもとにされた壮絶な詩集でした。
その後、『ラジオと背中』は戦争をテーマに書かれ、芸術選奨新人賞、地球賞を受賞されています。
齋藤さんの主題を深く掘り下げられる詩集に感動し、いつも圧倒され、私は彼女を尊敬しています。
今回の『空閑風景』も圧巻でした。
詩人の方々の中でも難解と評される一方、
選考委員の野村喜和夫氏や開会の挨拶をされた吉増剛造氏は絶賛されていました。
斎藤さんの受賞のお言葉や杉本真維子氏のご祝辞に
『空閑風景』の解釈があり、
私自身の本書の衝撃の中身も明らかになりました。齋藤さんの受賞スピーチは詩人の気迫がありました。
詩人の小池昌代さんから花束贈呈です。
齋藤さんと写真を。
詩誌『ラ・メール』で20代に知り合った、小池昌代さん、岬多可子さん、
中本道代さん、そしてお世話になった高橋順子先生とお話しもでき、感慨深いひとときでした。
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あたたかい日和も明日までとか。
みなさま、お元気でいらっしゃいますか。
こちらの近況報告など。
角川の『俳句』12月号に、「山口青邨の名句の省略」を書きましたので、ご一読いただければ幸いです。
青邨先生の名句には、ほんとうにうっとりします。
こちらは、名句にはほど遠いのですが、
先日、鎌倉全国俳句大会の当日句の選で、黒田杏子賞をいただいてしまいました。
祖母編んで母の編みたすショールかな 里美
このことをわたしの母に伝えたのですが、すこしは喜んでくれたかな?
朝日カルチャーセンターの受講生の方がたも入選されていて、うれしいことでした。
ぬまづ文芸賞の随筆部門で拙文「眞鍋呉夫先生の晩年」が入選も。
沼津は、駿河梅花文学大賞でご縁があったので、以前書いたものを出してみました。
久しぶりに沼津の大中寺へ伺いました。
お庭の小菊が、まぶしいほどの盛りでした。
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1月24日、NHK全国俳句大会に出掛けました。
この大会の予選の選考委員を務めていました。
応募総数、42504句。その中から各選者に選ばれることは、光栄の至りです。
黒田杏子先生も選者でした。以下は先生の選ばれた三句です。
朝顔の咲いていた筈ヒロシマ忌 荒田苔石
クリスマス老人はただ街に出る 清水俊夫
アマゾンの日焼け一生の宝とす 佐藤あさ乃
朝顔の作品は、大会賞にも選ばれました。
荒田さまも黒田先生も壇上で大喜びでした。
黒田先生のご選評を写します。
原爆忌・広島忌の俳句は毎年数多く詠まれています。しかし、この句に出会ったとき、ハッとしました。八月六日、その朝早く、広島の市民の庭には涼やかに朝顔が開いていたと思われます。そののち原爆投下。これまで出会ったヒロシマ忌の句の中で私の心にもっとも深く刻まれた一行でした。
一瞬に消えた朝顔。種をまいて大切に育てていた人々・・・。
かなしみの名句にじんとします。
名句のあとに恥ずかしいですが、角川の『俳句』2月号に12句を載せていただきました。
タイトルは「先生」です。
この寒中、みなさまどうぞお大切になさってくださいませ。
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あけましておめでとうございます。
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ためしに作ったブログですが、ものの見事に、三日坊主でした・・・
子供の受験、就職、独立、親の病と続きました。
俳句の近況を思いつくままに。
朝日カルチャーセンター湘南で「こんにちは、俳句」の講座がおかげさまで軌道に乗り、
共感と笑い声の響く教室になりました。
「はじめまして、俳句」の新講座も始まりました。
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角川の『俳句』で「名取里美が評するKADOKAWAの新刊」を一年間担当し、
42冊の書評を書かせていただきました。
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宮坂静生主宰の「岳」で作品評を書かせていただきました。
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和田耕三郎代表の「OPUS]で作品評を書かせていただきました。
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中村和弘主宰の「陸」で同人作品評を書かせていただきました。NHK出版の『NHK俳句』でエッセイと作品評を書かせていただきました。
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瀧澤和治代表の「今」で作品とエッセイを書かせていただきました。
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創刊25周年の「藍生」で地元、鎌倉のエッセイを12回連載させていただきました。
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「藍生」に「俳句とわたし」のエッセイと作品を載せていただきました。
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「藍生」の支部、海燕の会の仲間の浅井敏子さまの句集『幼なじみ』の跋文を書かせていただきました。
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NHK学園と朝日カルチャーセンターの講座で俳句添削をさせていただきました。
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まさに俳句列島日本の俳句の豊饒に圧倒された日々です。
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そういえば、思いがけなく
第13回鎌倉全国俳句大会の当日句で鎌倉全国俳句大賞をいただきました。
帯解の唇に一筆母の紅 里美
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俳人協会全国大会の当日句で特選にも。
晩年の映るみづうみ澄みにけり 里美
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年末に狭庭の梅が早くもひらきました。
みなさまのますますのご多幸の新年をお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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